「京大」7回目の受験、実況中継(2)

「京大」7回目の受験、実況中継(2)
 私は名古屋大学教育学部を卒業したのですが、少し失望しました。それは、学校の授業の改善点を論ずる講義がつまらない。経済学部の教授が会社を経営したら倒産するとよく言われることと同じ。
 だから、大学院で学ぶ気が少し失せた。自分に学者の資質がないと自覚したこと、現場で評価されたことなどもありここまできた。娘を育て上げることが学問より大切でした。
 しかし、現場を知り、娘も独立する歳となり少し気持ちが変わってきた。大学で学び直すのもいいかな。でも、こうやって現場で一生終わるのも構わない。30代の時に名古屋大学国際開発科の大学院入試で筆記試験に合格して、面接でも合格を確信した。学者に未練はないし、気後れもない。
 ただ、田舎の塾講師では発信力がない。発信力を得るために京都大学に行くというのは不純ですね。マスコミで取り上げられて発信力が得られたら、それでいいかも。でも、こっちも難しそう。
 「踊る大走査線」の青島刑事はイライラしていたでしょう。現場が好きでも、上が動かないとどうにもならないことがある。教育界でも同じです。上が「ゆとり教育」と決めてしまったら、現場では「アホか!」と思っても従うしかない。塾講師の声に耳を傾けてくれる人はいない。
「現役生の邪魔するな!」
 と的外れの攻撃を受けるといけないので書いておきますが、私の塾のHPに京大を受けて成績開示したデータを載せてあります。
http://homepage2.nifty.com/takagi-kyoiku/
「京大の英語」というページです。指導科目の英語と数学の得点のお陰で、他の科目がかなり酷くても合格寸前であることが分かってもらえるはず。私は現役生より真剣なつもりです。
 真剣にやらないと塾生の気持ちが分からないし、塾生の気持ちが分からないと指導がうまくいかない。指導がうまくいかないと娘たちの支援ができない。そんなことには、絶対にさせないつもりですから。