なぜ、高校受験があるの?

=なぜ、高校受験があるのでしょう?=

 考えたことがありますか?答えは簡単ですね。
「学力がバラバラでは指導ができないから」
 です。旧帝(東大、京大、名大、阪大、東北、九大、北大)を受ける子と、そうでない大学を受ける子に同じテキストを使うわけにはいきません。だから、この地区なら「四日市高校、桑名高校、川越高校、桑名西高校、いなべ総合」とランキング順が決まっているわけです。
 本当は中学校でも同じです。国際科を受験する子と、いなべ総合や桑西を受験する子を同じテキストで、同じ授業を受けさせるのは無理があります。ただ、中学校は義務教育なので制度上仕方ないわけです。
 しかし、いなべ地区の中学校なら
「クラスで1番が四高、5番までが桑高、10番台が川越」
 という現実があるわけです。学校の先生は、1人のために授業をするわけにはいきません。だから、四日市高校を受験する生徒はテキストも授業内容も本人に合いません。これを私たちは“落ちこぼれ”ではなく“浮きこぼれ”と呼んでいます。
 四日市高校を受ける生徒は、四日市高校を受ける生徒ばかり集めて、そのレベルに合ったテキストを使い、そのレベルに合った解説を受ける。桑名高校を受ける生徒は、桑名高校を受ける生徒ばかり集めて、そのレベルに合ったテキストを使い、そのレベルに合った解説を受ける。川越もしかり。
 従って、塾を選ぶ場合の注意点は以下のようになります。
(1)、合格体験記を調べる。
   桑名西校や、いなべ総合の合格者の体験記が多かったら、その塾は難関受験指導を行っていない。
(2)、自分の通う教室の合格者数を尋ねる。
   大規模塾は、グループ全体の合格者数を発表する。そのほとんどは本部教室(都市部)の合格者数であることが多い。自分が通う支部教室と指導レベルが違うからです。
 自分の目的に合った塾選びは、志望校合格の第一歩です。こういう本当のこ
とを書くと一部の方が怒るのは知っています。偏差値追放、相対評価追放。お
手々つないでゴールみたいな空気が支配的だから。
 現実の社会は完全に競争社会なのにね。