桑高「理数科」 vs 四高「国際科」

桑高「理数科」vs 四高「国際科」
 桑高「理数科」は定員が40名。最近の旧帝大(東大、京大、名大、阪大、東北大、九大、北大)合格者数は既卒、現役含めて25名前後。一方、四高「国際科」は定員80名。旧帝の合格者は110名前後。
 3年間で普通科の子に追い越される子もいるし、年度による変動もあるし、既卒も含まれているので正確には分析できまません。しかし、大雑把に言うと「桑高は理数科でも上位にいないと旧帝は無理」。「四高は国際科順位にいれば旧帝は大丈夫」という感じ。入試はあくまで個人の勝負だから、コースで比較しても意味はない。
 中学生の子たちは、「理数科」「国際科」と聞くとエリートコースと思っていますが誤りです。就職したり、結婚式で紹介されるのは「最終学歴」のみ。普通科でも国際科でも一流大学に合格すれば高校名なんて関係ないのです。
 極端に言えば、高校に行かずに「大検」で高卒資格をとって京大に合格する子だっているわけです。中学三年生の段階で「理数科」だ「国際科」だと騒ぐのは全く無意味です。
 桑高と四高に限って言えば、桑高の順位に+50くらいが四高の順位。つまり、桑高で30番なら、四高で80番くらいということです。一般の人々はそんなに大学名を知っているわけではありません。
 名前を聞いたら、
「あぁ、あの大学ね」
 と分かることが大切。できれば、
「あんな難しい大学出身なんだ!」
 と思わせられたら就職の入口で有利です。