ジャッキー・チェンは本当に強いのか?(10)

ジャッキー・チェンは本当に強いのか(10)
塾をやり始めたら
「本当に先生の言うこと信用していいの?」
 と言われることが多かった。私が生徒の保護者より若くて信用されなかった。それで、信用してもらう方法を考えた。その答えは「他人の褌」を借りること。私に信用がないなら、信用のある資格の助けを借りようと考えた。つまり、英語検定の助けを借りること。
 しかし、1級の合格は簡単ではなかった。世の中、思い通りにするのは難しい。でも、得られるものも多い。1級に合格してから返事の来なかった名古屋の予備校、塾、専門学校に履歴書を送ったら返事がきた。
 日本という社会は実力より肩書きが大切らしい。それで、通訳ガイドの国家試験、ビジネス英検A級などを取得した。高校生をしどうする時も同じだった。「英検1級と京大に合格する英語って、どちらのレベルが高いのだろう?」
 と質問をうけた。やはり、無名の私の言葉では信用がない。だから、実証してみるしかなかった。