京大模試 3

京大模試(3)
 私は名古屋大学教育学部で学んでいる時に
「タカギくんは戦前に生まれてくればよかった」
 とよく言われた。同級生の3分の2が女性だったので、処女性は大切だと言うと散々に攻撃された。
 でも、アメリカのユタ州に住んでいる時に末日聖徒イエスキリスト教会の人たちが自分と同じ価値観を持っていることを知って驚いた。台湾から日本に留学してきていた女性と話すうちに、彼女が私と似ていることに驚いた。
 私たちは、第二次世界大戦に敗れて戦前の全てを捨てた。しかし、戦前の日本人の持っていた価値観の中には捨ててはいけないものがあったのではないだろうか。
 「武士は食わねど高楊枝」。教師たるもの、やせ我慢でも何でも授業よりお金を優先したらダメな気がする。せめて、生徒の前だけでも。盗撮など、犯罪であって堕落。
 制度や免許を変えるくらいではどうしようもない。
 こういうことを書くと、攻撃され、叩かれ、居場所がなくなるのだろうか。
 京都大学で学び、グローバル社会に出て行くような人は“国際人”でなくてはならない。世界基準は、私の狭い経験によると案外古い日本社会にあった価値観のような気がする。
 私は「葉隠」を愛読している時期があった。司馬遼太郎山岡荘八の書く歴史小説は何十回も読んだ。「竜馬がゆく」は大学生時代に20回以上読んで、共感した。
 そのままの価値観を、チェコ人、アイルランド人、ニュージーランド人、カナダ人などに話しても違和感を持たれなかった。「人間だから」と言う考え方はどの国の人にも尊敬されないと思う。
 
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