京大数学 1
京大数学(1)
私は高校2年の時に、数学で挫折した。男子クラスだったのだけれど、みんな私よりはるかに早く正解を出した。それで、高校3年生は文系クラスに行くことを決心した。
理系で受けると“そこそこ”の大学しか合格できないけれど、文系で受けると“旧帝”に合格できるかもしれなかったからだ。それ以来、
「私は数学は苦手だ」
と決めてかかっていた。大学は教育学部で数学とは縁がなかった。ところが、塾講師になると
「明日は数学なのに英語の授業やるんですか?」
と数学の指導を求める声が日増しに高まっていった。中学の数学は大学時代に家庭教師で指導していたし、中学までは5科目とも得意だった意識があって問題はなかった。
ところが、その中学3年生が高校生になる時に
「是非とも、高校生になっても指導をお願いしたい」
と言われて困った。中学生でも科目別で先生が決まっている。つまり、一人で5科目指導などムリということ。「高校数学と高校英語の両方を教えるなんて、ムチャ」という思いと「待てよ、中学は5科目指導ができているじゃないか」という思いが交錯した。
考えている余裕はなかった。高校数学の講師を募集しても、誰も応募してくれなかった。やるしかなかった。
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