モルモン 3

モルモン(3)
 信仰には興味がなかった。たた、帰還宣教師の
「信仰とは、電気のスイッチのようなもの」
 という言葉が引っかかった。スイッチを押すと電気がつく。助かる。快適な生活。でも、私たちは配線がどうなっているとか電線の中で何が起こっているのか分からない。
 ユタの整然とした社会を見ていると、快適な生活のスイッチが入っていることが否定できない。そのスイッチが信仰ということらしい。それで、私はその謎を解こうとキリスト教に興味を持ったわけだ。
 聖書はいつの時代も、ベストセラーの書物だ。いつか、じっくり読んでみようと思っていた。ヨーロッパ社会の思想の根幹をなすものを知らずにいるのはもったいない。
 産業革命や市民革命が最初に起こり、民主的な政府を作りあげる思想の根本とは何かを解明してやりたかった。
 今は、その理由がハッキリと分かるつもりだ。
 しかし、それを口にすると「変な人」と思われるので黙っている。

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